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トラック運転手の離職を防ぐ!「Stay Metrics」のビジネスモデル解説!

ビジネスモデル|2020年06月09日

2020年06月09日
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このビジネスモデルは、トラック運転手以外でも、離職を防ぐために使えると思います。最近、ビジネスモデルを解説、紹介していて、良いビジネスモデルは、その業界限定だけではなく、他の業界にそのまま使える事例も多くありますね。

アメリカの話ですが、トラック運転手の離職はなかなか深刻で、全体の73.1%以上の運転手が、1年以内で離職しているとのこと。さらに、ドライバーの38.8%は、実際に働いていた時間が90日未満でした。なので、それぞれの企業はドライバーの離職を大きな問題として捉え、一刻も早い改善を望んでいます。

そんな中、生まれたのがSTAY METRICSです。STAY METRICSは簡単に言えば、ドライバーの安全運転や学習、健康維持などを計測し、商品と引き換えられるポイントを付与するサービスです。もちろんそれだけではなく、様々な調査とコンサルティングを行い、よりドライバーの不満を解消して長く働けるような環境を、企業と一緒に作っていくのです。

結果、ある企業にSTAY METRICSのサービスを提供したところ

  • ドライバーの離職率が4年間で68%から24%に激減
  • 満足度が低いと感じたドライバーが2015年の段階で80%から17%に激減

という劇的な成果を得ることができたのでした。

リワードや、事前に行われる調査、ドライバーの満足度や感じている問題の発見、そして離職者からの情報収集など、サービスは多岐にわたします。もちろんデータを集めるだけではなく、どうやって離職率を改善するか、作戦を練って提案もします。それでは、具体的にどうやって離職率を抑えていくのか、次の項目で、詳しく見ていきましょう。

ドライバーの離職を抑えるサービスの内容とは?

ドライバーの離職を抑えるためには、単純にポイントを付与するリワードプログラムだけでは不十分です。なぜ離職するのか、根本的な原因を探り、解決していかなければなりません。その上で、リワードプログラムが機能します。STAY METRICSは、まずオンボーディングと言われる調査からスタートします。

第一印象の調査

ドライバーが雇用されてから7日後に行う調査です。雇用後すぐにドライバーが抱えている可能性がある問題や、不明点を調べ出します。初期段階で悩みや離職に繋がる問題を知ることができるので、先回りして対策を講じることができます。

早期ドライバー体験調査

雇用されてから、6〜8週間以内に複数実施されることもある調査です。この調査では、ドライバーが望んでいることを調査し、フォローアップします。しばらく仕事をしてみて、見えてきた希望や問題を見つけだすことで、改めてドライバーの離職を防ぐ作戦を講じることができます。

早期の段階でオンボーディング調査を実施することで、ドライバーの問題や希望を察知し、洞察や知見を提供していきます。つまり、ドライバーの離職を防ぐための専門コンサルティングサービスですね。こうした洞察を参考に、解決策を実施することで、ドライバーの離職率を下げることに繋がります。

満足度調査

オンボーデディング調査を完了したら、今度は満足度を調べます。調査はSTAY METRICS独自の方法で行われ、競合他社と結果を比較することにより、どれだけ業界の中でもどれだけ自社がドライバーを満足させているのかを把握することができます。満足度調査を行うことで、どれだけのドライバーが離職を考えているのかも把握できます。

競合他社との比較、というのが1つのポイントで、思い込みや想像ではなく、業界全体で確かな満足度を測ることができます。満足度は、いくつかの項目に分かれているので、どの部分が最も改善すべきなのか、逆にどこが優れているのかを、視覚的に導きだすことができるのです。

また、STAY METRICSには専門のデータアナリストがいて、調査から導き出されたデータから、特定の傾向を見つけ出します。この傾向や分析レポートは、クライアントと直接やりとりをするマネージャーに受け継がれ、マネージャーが顧客と話をしながらアドバイスから解決策まで一緒に考えていきます。

離職者への調査

STAY METRICSで行われる調査は、在籍中のドライバーだけではありません。離職者への連絡を行い、フィードバックをもらいます。もしネガティブな意見があっても、STAY METRICSのように第三者へ意見を伝えるのであれば、より本音を聞き出せる確率も高くなります。離職者への調査も定期的に行われ、随時、離職を防ぐための最新情報を、企業に提供していきます。

なお、離職者への調査データは、それ単体のみで扱うのではなく、今まで収集してきたデータとも組み合わせることで、より真実に近い情報を提供することができます。例えば年次ドライバー満足度調査や、オンボーディング調査との比較で、どんな相関があるのかを分析し、改善すべき分野に優先順位をつけながら対応していくことが可能です。

リワードプログラム

これまでご紹介してきた、調査以外にも、もちろんドライバーのモチベーションを上げる仕掛けも必要です。それが、リワードプログラムです。

リワードプログラムは、ドライバーがいくつかの項目を満たすと、ポイントが付与されます。ポイントは商品や旅行に変換することができるので、よりドライバーはモチベーションを保って仕事に取り組むことができます。なお、ドライバーがポイントを受け取るための指標は、以下の通り。

  • 無事故
  • 違反なし
  • トレーニングオンラインプログラムの完了
  • 健康管理プログラムおよび検査
  • 急ブレーキなし
  • ドライバーを紹介

これらの条件を満たしていくことで、ドライバーはポイントをもらえるようになります。また、次の項目でご説明しますが、面白いのが、トレーニングプログラムと健康管理プログラムがあることです。いずれもオンラインで受けるもので、それぞれ達成すると、ポイントをもらうことができます。

健康維持とトレーニング

STAY METRICSでは2種類のオンラインレッスンを、ドライバーに提供しています。まず1つめが、ドライバーとして仕事をしていくための、仕事の訓練をするオンラインレッスン(Drive Safe)。そして、健康維持のために食事や運動へのアドバイスを行うオンラインレッスン(Drive Fit)です。

それぞれのプログラムやトレーニングは、毎月更新され、新しいプログラムが追加されると、ドライバーに通知して参加を促します。ドライバーはポイントが欲しいので、オンラインレッスンを受講しますし、当然、健康と仕事のスキルを維持することができます。一石二鳥ですね。

これら2つを空いた時間に組み合わせて行うことで、仕事上のミスも減る他、健康の維持さえも継続的に行うことができます。ドライバーへの調査だけではなく、日常的にオンラインレッスンとリワードを通じたプログラムにより、スキルの向上と満足度の向上を同時に実施しています。

結果的に、冒頭でご説明したような劇的な改善結果につながり、運送トラック業界の離職率を、大きく下げる強力なツールとなっています。

STAY METRICSのサービスは汎用性がある

前回、ご紹介したオンライン結婚式「Wedfuly」もそうでしたが、汎用性があります。ビジネスモデルそのものが何も運送業だけに使えるものではありません。同じビジネスモデルを使えば、他の業界での離職率改善にも繋がるでしょう。根本としては、運送業というより「離職率改善」のための解決策です。

また、このビジネスモデルが使えるのは「企業の離職率」だけではありません。例えば、クラウドソーシングサービスをイメージしてみてください。クラウドソーシングサービスのユーザーは、価格の安さから環境の悪さまで、様々な問題ををかかえています。

もし、今回ご紹介したSTAY METRICSの方法を提供したら、どうなるでしょうか。クラウドソーシングで仕事をとるための訓練、ポイントの獲得、そして定期的なユーザーの調査も含め、よりクラウドソーシングサービスを使ってもらうための改善が、いくらでもできるはずです。

このように、すでに完成されたビジネスモデルを、自分のサービスに応用してみると、想像以上に活用できることがあります。人材業界や離職率の改善などに注目している方は、ぜひ応用してみてはいかがでしょうか。

STAY METRICS
https://www.staymetrics.com/

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