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Ubarを退けたライドシェア「Grab」のビジネスモデル解説!

ビジネスモデル|2020年06月04日

2020年06月04日
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Grabは東南アジアに住んだ経験がある方なら、かなりお世話になってるサービスだと思います。基本的には、ライドシェアサービスですね。Uberと似たサービスで、スマホアプリから個人タクシーを呼び出すことができます。シンガポールの企業ですが、シンガポールだけではなく、今は東南アジア全体でサービスを展開しており、大事なインフラの1つになっています。

また、2019年には日本にも進出し、すでに日本でもGrabが使えるようになりました。JapanTaxiと連携することで、いつでもGrabを通してタクシーを呼べるようになっています。

僕自身は東南アジアに足を運んだ時中心に使っていて、セブ島に行く時は、よくお世話になるサービスなのです。日本もそうですが、東南アジアのライドシェアサービスと言うと、UberではなくGrabタクシーが主流です。

ただ、Grabはこれまでのライドシェアアプリとは異なる様々な特徴を持っています。今回はGrabが既存のライドシェアと何が違うのか、どこが特徴的で何が優れているのか、という点について解説していければと思います。

いち早くバイクタクシーを取り入れたGrab

東南アジアの移動手段は、タクシーだけが主流な訳ではありません。バイクタクシーも安価で自由な移動ができる、重要な移動インフラの1つとして定着しています。なぜかというと、東南アジアならではの社会問題の1つ、渋滞が関係しています。渋滞が非常に多い東南アジアでは、タクシーよりもむしろバイクの方が、スムーズに移動できることが多いんですね。

実際に乗ると、交通ルールも無いようなもので、車の間をすりぬけて移動していきます。当然、短距離では車を使うより早く移動できるのです。なのでGrabはいち早くバイクを移動手段の1つとして取り入れることで、Uber他ライドシェアの競合他者と差別化することができました。東南アジアの事情と地の理を活かした見事な作戦だと思います。

バイクの他にもGrabTukTuk(トゥクトゥク)、GrabBajaj(バジャイ)、GrabTrikes(トライシクル)といった、東南アジアならではの移動手段にも対応。どんどんアプリをローカライズしていくことで、地元のインフラの一部としてシェアを広げることができました。

現金払いも、早めに取り入れた

基本的にUberをはじめとするライドシェアサービスは、クレジットカードでの支払いが基本でした。ところが、東南アジアではクレジットカードどころか、銀行口座さえもっていない人もたくさんいます。そこで、いち早く現金払いを取り入れたことも、差別化の1つとなりました。

こうして徐々にGrabは独自性を得て、東南アジアにおけるシェアを広げていったのです。そしてついに東南アジアからUbarが撤退し、さらに、Ubar EatsをGrabが買い取ることで、フードデリバリー事業の展開も開始しました。こうしてGrabは東南アジアのライドシェアにおいて、独占的な地位を築くことになったのです。

総合プラットフォームへ進化していく

こうして進化を続けてきたGrabは2017年からGrabPayという電子決済サービスも提供しています。クレジットカードを登録し、チャージしておけば、そもそも財布ごとなくてもスマホがあるだけで、移動が可能になりました。

おまけにGrab Foodもありますので、食事も届けてもらうことが可能です。電子決済のみで、生活におけるあらゆるサービスを、受けられるようになりつつあるのです。

また、ホテルの予約から、オンデマンドビデオを提供するHOOQと提携することで、Netflixのような映像配信サービスにも着手しています。他にもレンタカー、旅行の手配など、親和性のあるサービスを追加していくことで、Grabを単なるライドシェアサービスから、全てのことが1つのアプリで完結してしまうプラットフォームへと進化させていったのです。

Grabは今や東南アジアを中心に、人々の生活になくてはならないサービスになったことは間違いありません。すでにGrabは一企業の域を超えて、まだ発展途上国も多い東南アジアの成長を、根底から支えているインフラになっていると言っても過言ではありません。

超ローカライズ戦略と、プラットフォーム戦略

Grabから学べるのは、何と言ってもローカライズの速度。Uberという競合がいたのにも関わらず、Grabに東南アジアのシェアを持って行かれたのは、Grabが徹底的に地元に寄り添い、あらゆる交通手段や決済方法に対応していったからです。

このように、すでに巨大な競合がいたとしても、東南アジアのような地域性があるならば、その地域にとって徹底的に便利なものを作ることで、巨大な競合さえ退けることが可能になります。

そして、ローカライズ思考を基本として、地元住民にとって便利なサービスをプラットフォームとして提供したことも、非常に参考になります。これまで事業を作る時は、1つの機能を徹底的に極めたプロダクトを作るべきと教わってきました。ところが、Grabの場合、確かに最初はライドシェアを極めていたのですが、そこからどんどん新しい、地域住民にとって必要不可欠なサービスを提供していくことで、一気に力をつけていったのです。

ライドシェアからはじめはしましたが、今やGrabは東南アジアにおいて生活のあらゆる面をサポートするプラットフォームです。こうしたプラットフォームを作るという方向性は、特に1つの事業に依存し難い今の時代において、とても参考となるところです。

ご自身で作っていくサービスにおいて競合がいる場合、地域の特徴に寄り添うことで競合を凌ぐことは可能か、そして、サービスが機能した場合、そこから連携できる相性の良いサービスは無いかなど、考えてみてください。Grabの成長から学び、突破口になることが、数多くあるはずです。

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SHOTA UEYAMA

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起業家×ウェブクリエイター。日本国内だけでなく世界中で活動。2015年、セブ島にて立ち上げた日本人対象のクリエイター育成スクールを売却。その後、アメリカで事業デザインを無理やり学ぶ。帰国後は起業家育成プログラムを立ち上げ、起業家育成に従事するほか、中小企業様のマーケティング戦略策定、ウェブ開発技術を個人で提供。現在は月3万円、家つきで「WEB×英語×事業づくり」を習得する「IT留学シェアハウスWORKROOM」をセブ島で開始。講座も無く先生もいない「教えない学校」として話題。また、すべての人に起業スキルをというビジョンのもとに、複業と起業の教育・支援プラットフォーム「STARTOUT」「WAREHOUSE」を開発、運営。

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