通常、資金調達の方法と言うと、エンジェル投資家、ベンチャーキャピタル(VC / CVC)、日本政策金融公庫や銀行などの融資、クラウドファンディング、アクセラレータープログラム、など思い浮かべますし、調べれば大量に出てきますので、やめます。方法としても、普通に株式を提供して資金を獲得する他、Convertible Noteというやり方もあります。
それぞれワードを調べると出てきますので、ぜひ調べてみてください。
ただ、こうした本格的な資金調達の前に、個人開発などされる方は、もっと個人でできる資金調達方法が知りたい方も多いのかなと思います。それに、誰かのお金で商売することが、嫌な人もいるでしょうし。
とは言っても、楽に個人が資金を調達できる手段なんて、無いと思ってください。今回の内容をみて「やってみようかな」ではなく「面倒臭そうだ」「自分には無理」と思ったら、どんな手を使っても普通に会社で働く以外資金の調達は難しいのではないでしょうか。
僕はガチフリーランス受託時代に、恥ずかしながらあらゆる事業投資をしまくっていて、すぐ資金難に陥ったりした経験もあり、その度に色々考えて何度も資金を獲得しました。今回は、そうした個人の経験に基づいた方法を書いていこうと思います。
スキルの前売り
まず、資金を個人で獲得したいのであれば、スキルの習得を考えましょう。地道なようでいて、長期的に考えて一番安定します。ただ、スキル習得には時間がかかります。じゃあ、その間、どうやって資金を獲得するかと言えば「最初にスキルを安く購入できる権利」を売っておくのです。
例えばWEBサイト制作を習得する場合、半年後に20万円はするWEBサイト制作を5万円で購入する権利を販売します。そして、半年後に向けて、全力で勉強するのです。就職もすると、なおいいですね。信頼感が増すので。
ちなみに、これは僕が実際に使った方法なので、試す価値はあると思います。この方法で資金の前払いを呼びかけた結果、25万円は即日集まりました。25万円あれば、通常の収入が20万円あるとして、月45万円くらいのお金にはなります。
そして半年後、5件のサイト制作を行なって、実践での作品も5つ集まり、結果的に駆け出しの僕にとっては、すべてがプラスになったのでした。
なお、今回はWEBサイト制作の権利でしたが、正直、前払いで購入したいと思う体験を提供できるのであれば、なんでも良いと思います。極論会話するだけでお金を払ってくれる人がいるなら、会話する権利でもいいのです。もちろん、それだけの対価を提供できるならですけれども。
ある程度習得できた段階で講座を開く×note併用
スキルをある程度習得したら、今度は講座を開いてみましょう。僕は初期の段階からストアカという、教える人と教わる人をマッチングするプラットフォームを使って、講座を開いていました。
スキルの習得段階によって、対象が異なりますが、例えば現段階で習得していることや理解していることでも、本当の初心者にとっては教えてもらいたいことかもしれません。対象を絞ることで、自分のスキルを少しでもお金にしていきます。さらに、今であれば講座用のnoteを書いて使うことで、講座終了後にnoteも合わせて買ってくれる人も現れます。僕の場合は別途自分で教科書用のサービスを作っていました。それの進化版が今のSTARTOUTやWAREHOUSEです。
僕の場合、プラットフォームで講座を開くことで、月20万円は稼げるようになっていました。しかも、使う時間は3,000円の講座で平均3名集まってもらい、それを日に2回開くので、移動時間あわせて3時間程度で18,000円ほどになりました。週末6時間の稼働で36,000円なので、毎週やると15万前後にはなります。オンライン講座なら、もっと効率化できるでしょう。過去の開催実績をみたら、38回開催して講座だけで526,820円獲得していました。時給にすると5,000円くらいです。
また、自分の事業もあわせて宣伝する機会になりますので、集客にもなります。集客と一緒に、お金も得ることができますので、一石二鳥です。
親戚や親からサポートしてもらう
僕はやった時ないんですけども、これって結構多いんです。特に海外。親戚や両親に、事業の良さを徹底的に説明して、100万円〜200万円ほど投資してもらうことを考えてみましょう。ある知人のスタートアップも、最初は両親や兄弟からお金を調達することで、事業を立ち上げ、運営していました。
もちろん株式は提供すべきですが、エンジェル投資家やVCから調達するよりも、圧倒的に少ない数で話を通すケースも多いようです。親からしてみたら、子供が必死に何かを成し遂げようとしていれば、それを応援したくなることも多いのかもしれません。
それに、最初のあまり知識が無い段階で、いきなり付き合いの浅い人から、お金を持っているというだけで調達すると、様々なトラブルに巻き込まれやすくなります。身近な人からの調達を最初にした方が、安全だったりもしますね。
節約&仕事して自力で稼ぐ
当然でしょ、と思う人も多いかもしれませんが、覚悟の差でだいぶかわりますよ。僕は、徹底的にこの1年は資金を集めるぞ、と覚悟を決めて、仕事をした結果、年収が会社の内外含めて280万円から500万まであがりました。1年で。
もちろん、可能な限り節約をして、常に仕事をしており、さらに会社以外でも副業でできることは何でも仕事にしました。具体的には、先ほどのスキル前払いのような話から、講座から、とにかく働いてお金を集めることに奔走しました。実績が賞与の反映されるなら、会社の仕事に全力を尽くしてもいいんです。
結果的に1年で、貯金は10万円から300万円に増え、そのお金で独立したのでした。仕事してこの1年は徹底的に余計なお金は使わずにお金を集めると覚悟を決めて、あらゆることをやる。それで以外と数百万単位で資金は得られるのです。覚悟を決めて、本気で挑戦してみてください。
金融を学んで運用する
正直、僕、金融を胡散臭いと思ってしまっていました。だって、みんな稼げる稼げるとか言ってくる変な情報商材屋さんばっかりいたんですもん。。そりゃ金融ってウォール街から何から、世界を支えるカテゴリーですもんね。
まともに金融と向き合うのは、本当に可能性あります。下手すれば、1,000万円程度の資金調達なら、パソコンいじっていればできるようになると思います。
というわけで、僕も勉強中なんですが、金融であり、個人ですぐ開始できるなら、投資と投機。株式、FX、債権、金、不動産。ならべるだけで見る人がみたら胡散臭い感じしますね。笑 アフィリエイトではありません。笑
経済の流れを知って、相関関係を理解し、チャートを読む力をつける。徹底的に勉強しながら、YouTubeで独学した結果、月になんと50万円くらいは捻出することができるようになりました。しかも、もちろん個人開発と自分のサービス開発、運営をしたままで。時間も十分とれてます。
ヘッジファンドがやっている仕事の概念を理解するといいと思います。まず仕事で生み出したお金の何割かを運用するための口座にいれます。そして、年n%増やす、というように目標を決めて、取引して運用します。さらに増えたお金の半分ほどを、1年ごとに自分の口座に戻し、事業に投資します。
この仕組みができれば、仕事で調達しなくても運用で調達できるようになるので、最終的にはこうした仕組みを自分のスキルセットの中に組み込むと良いのではないでしょうか。サラリーマン時代にこうした仕組みは作っておいた方がいいです。独立してからだと、お金的な不安もありますし。
リスクもそれなりにありますが、やはり知識と経験は嘘をつきません。どう考えても僕自身、始めた時よりも断然、レベルアップしているのを感じます。最初は損し続けていましたし。こうした運用の仕組みは、すべての会社で専用チームを持っておくと、だいぶ余裕が出ると思いますけどね。
まとめ
資金を調達するということは、誰かからお金をもらうということです。基本的にお金をもらうパターンは3つしかありません。
- 誰かの問題を解決して、お金をもらう ( 仕事 )
- 自分がもっている価値を差し出してお金をもらう ( 株式や権利 )
- 安く買って高く売る、高く売って安く買う ( 投資や投機 )
そして、お金が無い状態で、もし自分が持っている価値がまだ無いのであれば、スキルをつけて、自分の価値をあげ、価値を提供してお金を稼ぐことが、一番手っ取り早い資金調達方法です。もしくは、両親や親戚のように、心で助けてくれるタイプの人に助けを求めるかです。もし両親や親戚に頼れないのであればスキルをつけて、必死に仕事をして稼ぐことが早いでしょう。急げば回れです。
よく、最初から投資や投機などの金融で大きく資金を増やそうと試みる人もいますが、経験上、金融一本に最初から絞るのは、かなりやめたほうがいいと思います。正確に言うと、徐々に初めた方が良いのですが、最初は失っても惜しく無いくらいの少額で初めて、徐々に大きく増やしていくと良いでしょう。いきなり失うとやばい大金を投資してしまうと、増やすどころではなくなります。下手したら人生が終了するレベルです。
スキルを手に入れて、資金を増やし、自分が手に入れた価値を提供して、さらに資金を増やし、最後は投資や投機で運用して、誰に頼らなくてもお金を生み出せるようにするロードマップを描くと良いでしょう。段階を踏んで金融までいきつけば、他の誰に頼らなくても活動資金を捻出できるだけでなく、万が一損をしたとしても、スキルで資金を捻出することができます。
うまく使いこなせれば誰に株を売ることもなく、クライアントが何かの拍子で仕事を発注できなくなっても問題なく、常に事業資金を捻出することができるようになります。おそらく数億円単位の巨大な金額でなければ、誰に頼る必要もなくなるのではないでしょうか。しかも、数億円調達する必要が出た時は、もう別のフェーズに入っています。ぜひ、段階を踏みながら、資金調達の手段を1つ1つ手に入れていきましょう。
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